2021年4月30日 牛岳と湯谷温泉旅館
こんにちわ。
富山に引っ越して、はや4ヶ月、やっと富山県内の山に登山に行ってきました。
今回行ってきたのは牛岳です。
1:各種情報
山行日時:2021年4月30日
天気 :午前中は晴れ、14時以降から雨模様
人数 :ソロ
【交通行程】
往路
鉄道(あいの風とやま鉄道)
※小牧口バス停で降りると、登山口の対岸で降りることできるため、ダムの真上を通って、対岸に渡ることできます。
復路
:湯谷口バス停⇒砺波駅バス停
鉄道(城端線・あいの風とやま鉄道)
:砺波駅⇒富山駅
【山行行程】
小牧ダム(山行開始)⇒牛岳ヒュッテ⇒鍬崎三角点⇒牛岳山頂⇒牛岳トンネル近辺駐車場⇒三段の滝⇒小牧ダム⇒湯谷温泉旅館(下山完了)
2:山行記事
久々の山行です。
今回は初めての富山県内山行!!
とりあえず、ガイドブックなどを見ると、牛岳は富山登山ではメジャーらしいです。
高岡駅からバスも1日4本くらい登山口最寄りのバスで行けるようなので、牛岳に行くことにしました。
しかも、近隣に秘湯があるらしい!!!
これは、もう行くしかない!!!!
高岡駅を7時過ぎ発のバスに乗り、乗ること1時間半ちょい・・・
バスの乗車員はそもそも、全体で2~3人しかいないのですが、もう庄川のあたりからは、自分以外いない。。。もうたった一人。
小牧口で降りようとボタンを押したところ、
運転手さん「お客さん~小牧ダムの遊覧船なら終点まで行ったほうがいいけど、どこいくんけ?」
余裕さん「あ、牛岳の登山です!!小牧口で大丈夫です!!」
運転手「なんかわからけど、わかったちゃ」
(こんな感じの富山弁で会話していたような気がする。)
バス停を降りるとすぐに、こんな感じでダムの上を歩く。
渡りきって、対岸まで行き、林道をトボトボ。
このルート、
三段の滝を経由するルートと、今はなき牛岳ヒュッテを行くルートの2通り。
今回は牛岳ヒュッテルートから上り、三段の滝ルートから下山するルート。
林道から一部、こんな感じの吊橋でダム?川?を渡る場所もあり。そんなに揺れないですが、両サイドがスケスケなので怖い。
久々の山行で汗ダラダラで登る。。
ジムで筋トレなどをしつつも、結構しんどい。。
やはり、山は山で鍛えるのが一番。。
途中で何故か笹薮に突入しているおばあさんに遭遇!
クマかと思ってめっちゃ驚いてしまう。
しかも、登山道ではなく、なぜ笹薮に!???
と思います。
ハサミでちょきちょきする音
が聞こえるので、まぁ、なにか山菜採りでもしているのだろうと、素通り。。。
遭難とかではないといいのですが。
ラジオも爆音で流していたし、熊鈴もつけていたから、おばあさんも気づいているだろうし。
でなんだかんだで、鍬崎三角点に到着。
ちょうど到着した際に、富山から来られたお姉さん2名と会話。
私は昨年末から富山に住んでいますが、やはり富山弁の方と話すと標準語はバリバリで浮くのである!!!
私は!!!県内の!!!人間です!!!
お姉さん「お兄さんはどこから登ってこられたんですか?」
余裕さん「あ、富山から電車とバスで小牧ダムから来て、そっからです」
お姉さん「!!?? いやまぁ、健脚ですね。。」
まぁ、そら富山県は車所有率高いし、普通に車できますよね、はい。
そもそも牛岳とか遠征して県外から公共交通機関で来るような山でないでしょうし。。
色々と情報交換をした後、お姉さんたちは牛岳神社に向けて下山。
その後、少し小休止してから、下山開始。
そして、牛岳神社着。
こちらの下山ルートはかなり雪が残っており、北海道民の自分にとってはキックステップでガンガン下りられるので、快適そのものです。
結局、さっき遭遇したお姉さまたちは凄まじい速度で下りたようで、最後まで再遭遇することはありませんでした
その後、二本杉の駐車場を過ぎ、いよいよ三段の滝へ。
三段の滝や一本滝は標識がありますが、名もなき滝のような結構迫力ある滝は結構あります。
ただ、
二本杉から三段の滝まではかなりきつい下り坂で、ところどころ崩落していて、初心者は絶対に避けたほうがよいです。
特に下りは滑るし、
危険が危ない!
結局、13時のバスにはもう間に合わないだろうということが途中で判明してからゆっくりと下山。
3:湯谷温泉旅館の極楽
なんだかんだで、秘湯「湯谷温泉旅館」に到着!!!
今回の目的はほんとにここと言っても過言ではない!!
入り口まで近づくと視線を感じる。
茶色い奴と視線を合わせたら近づいてくる。
茶色い奴と戯れていたら、奥から
女将さん「いらっしゃい!」
と声をかけられました。
話しているとどうやら今は誰もお客さんはいないとのことです。
湯船とか写真を撮ってもよいかと聞くと、
「今はお客さんだけですし、他の方がいないなら、構わないですよ」
と了承いただけました。
ちなみに、温泉は飲用できるらしく、
ぜひペットボトルで汲んでいってくださいな!
とのお言葉。
目の前に小牧ダムが立地。
湯船は源泉かけ流し100%の40度前後の心地よい無色透明な温泉で満たされており、しかも溢れています。
ほんのり硫黄の匂いがするが、それも含めてなんとも心地よい。
豊富な湯量とそれなりに深さのある湯船は、私の久々の牛岳の登山の疲れをまるで極上のマッサージの如く溶け流す!!
結局、洗い場などない温泉にも関わらず、居心地が良すぎて、しかも貸し切りだったため、30分程度も長居してしまう長風呂である。。。
その後、お風呂から上がり、昭和なのんびりした空気が流れる旅館で猫と戯れながら、女将さんと少しお話させてもらいました。
非常に気さくな女将さんで素敵な方でした。
この湯谷温泉旅館は、設立は大正時代とのことで女将さんが3代目とのこと。
以前は宿泊客も受け入れていたとのことですが、いろいろな法律の面倒さもあって、日帰り入浴のみやっているそう。
湯治客などの名残もあってか、炊事場は廊下からちらっと見えます。
なお、ちょうど前日の4月29日にこのエリアは大雨警報が出ていて、小牧ダムの放水が3門以上になったため、入浴をお断りしていたそうです。
ダムの放流による河川の水位上昇で温泉の排水が厳しくなるのが理由だそうです。
そうやって話していると、結構風が強くなってきたので、雨に当たる前におイトマさせていただいて、湯谷口バス停付近まで歩きで向かいます。
そのうちに雨も降ってきて、16時前のバスまであたりを散歩することもできず、結局、近くの温泉施設で再度入浴。(下記温泉情報参照)
軽く昼寝をしてから、雨の中かっぱを着てバス停で5分程度待ってからバスで帰宅。
帰りは砺波駅で城端線に乗り、帰宅しました。
久々の登山でしたが、秘湯の女将さんと素敵な会話もできて、非常によい旅でした。
4:温泉情報
【温泉情報①】
名前 :湯谷温泉旅館
料金 :500円(500円玉ジャストでもって行ったほうがいいです)
湯船・洗い場:湯船が一つだけで洗い場はありません。混浴ではなく、しっかりと区切られています。
補足情報 :ネットなどを見ていると、「BOXにお金とお釣りだけおけるようになっている」との記事がたまにありますが、窃盗事件が以前あり、今は女将さんが入浴できる日はおられるようです。車上荒らしに注意!との張り紙もあるため、気をつけてください。また、警察官も定期的に巡回しているとのこと。
また、記事内でもあるように、小牧ダムの放水によって営業を取りやめることがあるそうです。そのため、大雨の日などは避けたほうが無難だと思います。
おすすめ度:5
【温泉情報②】
名前 :おまき温泉スパガーデン和園
料金 :440円(シャンプーなどはフロントで購入。浴槽設置なし)
湯船・洗い場:内湯1、水風呂2、サウナ1、露天風呂1。洗い場は個別に区切られているところもあります。洗い場の場所によってか、温度調整が難しく、いきなり冷水になる場所がありました。
補足情報 :休憩室が2つあり、座椅子・枕・毛布・座布団・漫画が設置。漫画は進撃の巨人などが取り揃えられております。食事処もありますが、基本的にランチ/ディナータイムで午後時間はやっていないようです。
おすすめ度 :3
帰宅後、筋肉痛がひどいので、GW後半に立山方面に赴くか少々思案中。。